ミリメシが密かなブームになっています。ミリメシとは「ミリタリーのメシ」の略、つまり軍隊の食事のこと。ミリメシを食べてみたいという方はぜひ参考にして下さい。
ミリメシとは何のことでしょうか?実は“軍隊の食事”のことなのです。日本ではイタリア料理をイタメシ、タイ料理をタイメシ、名古屋料理を名古屋メシなど、特定の料理に「メシ」を付ける習慣がありますが、同様にミリタリー(=軍隊)の戦闘糧食のことを“ミリメシ”と呼んでいるのです。
そして今、このミリメシが密かなブームになっています。ブームの火付け役はワールドフォトプレス社が発行した「世界のミリメシを実食する」です。米国独立戦争時から始まってから現代までの米国戦闘糧食をメインに、12ヶ国のミリメシ味や食感をカラー写真で紹介したミリメシ専門書。さらに、この本の反響の高さから、自衛隊内の食堂などに焦点をあてたミリメシ・シリーズ第2段となる『続・ミリメシおかわり!』も出版され、あわせて8万部以上というヒットになりました。
このヒットにあやかりセガのクレーンゲーム機の景品にも自衛隊仕様のミリメシが登場!品切れになるゲーム機が続出しているそうです。また、インターネットのオークションでもミリメシが高値で取引されています。
ミリメシとは、軍隊や自衛隊で支給される携帯保存食や料理のことです。当然ながら戦場という特別な環境で食べることを前提としているので、ミリメシは保存性や携帯性を第一に考えて作られています。しかし、よくある乾パンとか干し肉のような非常食ばかりではないのです。例えば、栄養価の高いクッキー、缶詰のパスタやシチュー、レトルトパックのステーキ、自衛隊ならタクアンの缶詰というふうに、ミリメシにはそれぞれのお国柄まで反映されています。
また、自らの命をかけて戦っている兵士たちに「せめて食べ物ぐらいはウマイものを食べてもらいたい…」と用意されたのがミリメシです。多国籍軍では、支給されたそれぞれのミリメシを持ち寄り、お互いの国のミリメシを食べ比べたりして楽しんでいる兵士もいるそうです。ミリメシには、国の文化や食への考え方が反映されているので、知的な興味も掻き立てます。実際のミリメシは、一般のイメージとは大きく異なって、兵士たちが少しでもストレスを減らせるように、味もおいしく心が満たされる工夫を凝らされているのです。
話のネタに「ミリメシを食べてみたい!」と思っている人も多いと思います。なかには「保存食として、ぜひミリメシを手に入れたい!」という人もいるそうです。最近は地震や大雨など自然災害に関するニュースが多いので、保存のきくミリメシなら非常食としても活躍しそうですね。
しかし、ミリメシ自体は国から支給されているものなので簡単には手に入りません。自衛隊のミリメシは、戦闘糧食コンテストで優勝した経験もある人気のミリメシですが、官品のため一般市場への流通が禁じられています。どうしても自衛隊のミリメシを食べてみたい人は、年に数回開催されている基地フェスタへ足を運んでみることをオススメします。ここでは「パック弁当」という擬似ミリメシを購入できるので雰囲気は味わうには充分でしょうし、名物の軍隊カレーも食べることができます。また、外国のミリメシについてはミリタリー専門店でも購入することが可能ですし、個人輸入やネットオークションで手に入れるのが一般的なようです。